教えて!男女の産み分け
産み分けの倫理

産み分けの倫理

現在、私たちが産み分けを行うとしたら、次は男の子が欲しいから、女の子が欲しいから……そういった理由からではないでしょうか。上の子供が続けて男の子だった場合、またその反対だった場合、次の出産が最後だろうから、絶対女の子が欲しい!男の子が欲しい!そう思ってのことが多いようです。

産み分けの本来の目的

男女を産み分ける本来の目的は、現在多く聞かれる産み分けの理由とはかなり違った目的でした。本来の産み分けの目的は、伴性遺伝を回避することにありました。遺伝とは、親から子へ受け継がれる遺伝子が染色体にあり、男の子、女の子に伴って伝わっていくものなのです。

この遺伝子は性別によって伝わり方が違うのです。伴性遺伝の代表的なものとして、色盲、血友病、仮性肥大症、夜盲症、筋萎縮症などがありますが、親から遺伝で子供に受け継がれることが分かっています。しかし、男女別で発症するものとしないものがあるのです。

そのため、病気を発症させないために男女産み分けがされていたのが本来の目的でした。この目的によって産み分けがされていくと、伴性遺伝の疾患がなくなっていくか、少なくなっていくのです。ただし、産み分けは原則第二子からとされていて、一人目は自然に任せるという指導になっています。

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産み分けるメリット

本来の目的が分かったところで、男女に産み分けることでのそれぞれのメリットを見ていきましょう。更に、本来の目的のことが理解できるでしょう。遺伝とは、親から子へ、同質のものを伝えるということです。ですから顔や体型が似てしまうだけではなく、体質や疾患なども受け継いでしまう場合があるのです。ですが、遺伝というものは、男女別で出るものと出ないものがあり、これをうまく産み分けによって、病気を出ないようにしようとするものです。

男性の場合

男性男性全体の4〜5%に見られるという色盲ですが、 全国に200万人前後いる計算になります。色盲になると、赤と緑の区別がつきづらくなります。

中には色盲だと就けない職業もあったり、結婚に不利だと言われる部分もありますが、不便を感じながらも日々を過ごしているのでしょう。

この病気の遺伝の仕方は、父親からではなく、色盲の父親から女の子が産まれ、その女の子が保因者になり、更にはその女の子が男の子を産んだときに症状が現れるものです。

つまり、男性(父親)→女の子(保因者)→男の子(発症)となるので、父親からすると、男の子の孫に症状が出るということです。これを『ホルナーの法則』と呼びます。この色盲を家系からなくすためには、男の子を産まずに女の子を産み分けていけばいいという訳です。

女性の場合

女性もし母親が血友病患者であった場合、父親が健康体であっても子供には50%の確立で血友病が受け継がれてしまいます。これは男の子であっても女の子であっても同じ確立になります。ですが、女の子であれば、50%血友病の遺伝子を持つ可能性があるとしても、発症することはないのです。

母親が血友病の場合は、女の子を産む方が、子供にとっても幸せなのです。夜盲症や筋ジストロフィーにも同じことが言え、女の子を産む方が望ましいのです。こうして、性別によって遺伝の仕方が違うものを伴性遺伝といいます。

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出生率との関係

近年、日本の出生率は右肩下がりです。どんどん子供の生まれる数が減少してきていますね。これには景気の回復が顕著でないため、生活していくためにも子供は一人でいいという核家族が多いからでしょう。

晩婚化が進む中、初産が高齢出産になる女性が増えてきて、二人目を考えられないというケースもあるようです。更には、一人目が男の子だったのだけれども、次は女の子が欲しい。だけれども確実なものがないので産むのを躊躇しているという家庭も多いようです。

反対に、次に産まれてくる子が望んでいる性別であれば、ぜひ産みたいという夫婦が多いのも事実です。もし希望する性別の赤ちゃんが産まれてくるのであれば、出生率ももっと上がるのではないでしょうか。

男女の方よりは出ない?

日本の男女比はとてもよくバランスがとれています。産み分けによって、このバランスが崩れることはないのでしょうか。結果からいうと、さほど心配することはないでしょう。

上記のように、様々な疾患のために産み分ける人よりも、現在では二人男の子が続いたので次は女の子が欲しい、またはその逆のパターンなどがあるからです。第一子からの産み分けを産院で勧めないのにはこうした背景があるからなのかもしれませんね。

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