男の子が欲しいから、女の子が欲しいからといって、いきなり産み分けができるわけではありません。産み分けをするには、しっかりと基礎知識を身につけて、医師と相談しながら行うのが理想的です。
どうして男女産み分けを行いたいのか、夫婦でしっかりと話し合うと共に、医師とも相談していかなければいけません。自然に任せていても、男女の生まれる比率は五分五分です。それでも、産まれてくる子供の性別にこだわらなければ行けない事情の夫婦もいるでしょう。一人で悩んでいる女性もいるかもしれません。
現在の産み分けの成功率は高い物になっていますが、それでも100%ではありません。もし望んでいなかった性別の赤ちゃんが産まれても、自分の子供には変りありませんので愛情を持って育てることができるでしょう。しかし、もし違った性別だった場合、その後の妊娠計画にも関わると思います。やはり夫婦が納得いくまで話し合うことが大切です。
どうしてその性別を望むのか、ちゃんとした理由がありますか? 単に次は女の子が欲しいから、女の子を育てて着飾らせてみたいから……といった理由の人もいるでしょう。
もし、自分や配偶者が、遺伝性の疾患のキャリアだったとします。それが遺伝子学的に見て、男の子しか発症しないもの、女の子にしか発症しないものだとしたらどうでしょう。それを知らずに、産み分けをして、産まれた子供に疾患が出てしまったら……これでは病気にするために産み分けてしまったようなものです。産み分けに挑戦する前に、このような遺伝子疾患のことも学習しなければいけません。
近年増えてきた理由の、男の子ばかり続いているから次は女の子、女の子ばかりで跡継ぎがいないので次は男の子。そう考えている夫婦がいたら、一度自分の親、曾祖母などの疾患を調べてみる必要があります。
産み分けをするにあたって必要なのは、一番に根気です。何よりも先に基礎体温で排卵日を特定できるようにならなければいけません。
そこで、排卵がない場合もあるでしょう。まして、健康体でなければいけません。産み分けをするには、体の土台作りから始めるつもりで挑戦しなければいけません。
基礎体温は、最低でも3ヶ月は記録しなければいけませんので、中々続けるのも困難かもしれません。産み分けは、挑戦しようとしてすぐにできるものではないのです。夫婦揃って根気が必要になります。